暮らしに色彩だけでなく、住環境に重要なデザイン、素材、建材や設備等のさまざまな彩りを添える提案を。
「彩」という文字は「いろ」「飾る」という意味。
「いろ」は有彩色だけでなく、無彩色も含む。
「いろ」は「いろいろ」の「いろ」。
数字を表す言葉には、単にその数以外の意味が込められています。
「たくさんの」という意味が込められた十や百や千。
そこまでの数字でなくても、七も十分に多くしかもプリズムで分けられる基本の色のイメージ。
「さまざまないろ」しかも「そこからひろがるいろ」。
ここから始まる広がりを感じました。
私がテーマにしたいものは、キッチンにもインテリアにも、建築全体やもっと広く住むまちにも愛情を持つことです。
空間の持つ魔力を知っているから、もっといろいろ気にしてみようよ、という提案です。
住空間にこだわってみることで、人生の質は変わっていくよ、という提案です。
漢数字の七にはそういう願いを受け入れてくれる器を感じました。
そんなことで、「七彩空間」
「計画」が「空間」になったのは、プランニングよりはライフスタイル提案がしっくりきたからです。