キッチン空間には人間の5つの感覚が入りこんでいます。
視覚 目に入る情報 いろ・かたち・画像・人・風景
聴覚 耳から入る情報 調理機器や設備の音・調理をする音・人の声・音響設備からの音
触覚 触れることで感じる情報 ワークトップ、扉、取手の触り心地、設備機器の操作性
味覚 味わう情報 味見、食べる楽しみ
嗅覚 においの情報 炊事中のにおい、食事の匂い、人の匂い
水、湯、火(ガス、電気)やそれに伴う配管、配線類が集中し、設備的要素が強く、各種調理器具を扱い、機能性、衛生性、収納性も求められ、法的規制もある空間です。
それらのハード面に心理的影響が色濃く現れます。
目に入るから、触るから、作業をするから。
聞こえるから、味わうから。
人と接し、楽しく過ごし、エネルギーを満たす場だから。
空間の持つ力は偉大です。
キッチン空間ならなおのこと。
そんな思いで住空間を大切に考えるすべての方々の幸せの為に力を尽くし、私自身も幸せになっていきたいと思います。