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会社名 七彩空間に込めた想い

2014.05.09 Fri

会社名を決める時、誰もがいろいろ悩まれることと思います。
もちろん私もそうでした。

こだわりの住空間のご提案、暮らしコンシャスが重要なテーマのひとつにすることは最初から決めていました。
だからブランディングはしっかり意識しなければならない。
それなら「優秀」で「優しい」「優」という文字を使おうか。

暮らしに色彩だけでなく、住環境に重要なデザイン、素材、建材や設備等のさまざまな彩りを添える提案がしたい。
「彩」という文字は「いろ」「飾る」という意味を持つ。
「いろ」は有彩色だけでなく、無彩色も含む。
「いろ」は「いろいろ」の「いろ」。
そんな気持ちで最後まで残っていたもう一つの会社名候補は「優彩計画」でした。
でもね。
何となくしっくりくる感覚がないのです。
それで「優」の代わりの文字を捜しました。

数字を表す言葉には、単にその数以外の意味が込められています。
「たくさんの」という意味が込められた十や百や千。
そこまでの数字でなくても、七も十分に多くしかもプリズムで分けられる基本の色のイメージ。
「さまざまないろ」しかも「そこからひろがるいろ」。
ここから始まる広がりを感じました。

私がテーマにしたいものは、キッチンにも、インテリアにも、建築全体や、もっと広く住むまちにも愛情を持つことです。
空間の持つ魔力を知っているから、もっといろいろ気にしてみようよ、という提案です。
住空間にこだわってみることで、人生の質は変わっていくよ、という提案です。
漢数字の七にはそういう願いを受け入れてくれる器を感じました。

そんなことで、「七彩空間」
「計画」が「空間」になったのは、プランニングよりはライフスタイル提案がしっくりきたからです。
かなり年季がはいっているまちあるきも、ビジネスにはしていないけど、そんなところで繋がっています。

後日談。
父の代表句「虹渡るサハリン遥かなる故郷」。
この句があったことを、名前を決めた当初は忘れていました。
虹って、なんかいいよね。

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